人の手によるモノ創りの原点、そこには長い年月を経て培われた経験と確かな技があり、初期工程作業においても最も重要な部分を担っています。
高性能加工機だけではおぎなえない勘とも言える手作業の現場には品質を支える職人の技が活きています。
当社は設立以来、産業設備業界で確かな信頼と実績を築き上げてきました。最大の特徴は、大型製品の一貫製作によるコスト低減と、高い技術力を裏づける徹底した品質管理です。大型の試験機や測定器などの重量物製缶をはじめとして、プラント用に使用されるダクト類やカバー類をレーザーやNCベンダーを駆使して製作する板金製缶までを幅広く網羅。
また他にも、大型の加工品や3,000×3,200mmとも言われる“ガラス基板10世代”に対応する5面加工機、横型フライス、大型の焼付け塗装乾燥炉までを完備し、時代とともに多様化するお客様のニーズに力強く応えています。
独自に定めた厳しい基準の製品品質を実現していく中では、溶接や配線などの作業の際に求められる、熟練した職人ならではの確かな手仕事も重要です。
当社では基本的な工程となる大型加工機による製作技術に加え、あらゆる製作作業に精通したベテラン社員たちによる、豊富な経験や実績に裏づけられた加工技術においても実力を発揮しています。そして、常にこれらの職人たちの目視で、製品の細かなキズや色ムラの発見など、細部に渡る入念なチェックを実施しています。
どんな作業においても妥協を許さない姿勢が、確かな製品づくりとお客様から信頼される精度の高いプロならではの仕事につながっています。
当社ではほとんどの製品を一貫生産しているため、製作する工程で仮に何らかのトラブルが発生しても即座に対応し、原因を特定して速やかな処理を行うことができる体制を構築しています。また、決して図面上には現われない部分までを見極め、図面ミスなどがあっても、各部署の責任者が今までの経験を活かしながら最良の結論を導き出し、適切に対応することを最大のソリューションとしています。完成に至る各段階では三次元測定器でのチェックも活用し、さらに正確さを追求。部品一つひとつの精度は当然のこと、加工したものを最終的に組上げた時の精度まで、妥協することなく常に厳しく管理しています。